広島県立西条農業高校は5月31日から6月8日の間、イタリアのラザロ・スパランツァーニ高校の学生5人を受け入れ、交流を深めた。文部科学省が指定するスーパーサイエンスハイスクールの授業の一環で、グローバルに活躍できる科学技術系人材の育成が狙い。

　同校はこれまで、アメリカやオーストラリアの学生と国際的な交流を図っており、2015年12月にラザロ・スパランツァーニ高校と姉妹校提携を締結した。

　留学生らは県知事訪問し、江田島でオリーブ園の先進農家の視察や同校で授業に参加した。７日には同校がプライベートブランドとして商品化しているソーセージ「SAINO　ポークZ」を作った。生徒らは言葉に戸惑いながらも英語や身振り手振りを交えてコミュニケーションを図った。完成した「SAINO　ポークZ」をホストファミリーと一緒に味わった。

　10月には本校の生徒2人から5人がラザロ・スパランツァーニ高校を訪問する予定だ。
 (広島中央)