広島県内農業ニュース
春芽出荷に力/JA庄原管内でアスパラガスの出荷が順調
2016.04.20
県内農業
JA庄原アスパラガス連絡協議会では、単価が高く推移し収量も期待できることから、春芽の出荷に力を入れており、収穫が順調に進んでいる。13日には2015年度総会を開き、現地研修会や中間検討会を行い、栽培技術の共有に努めることを申し合わせた。
府中市上下町の荒木悦實さん(63)は、ハウス22棟30aで栽培をしている。ハウス内の温度は30℃を目安に保つことを心がけ生育管理を行い、ねじれや曲がりなどの規格外のものは早目に取ることを心がけている。「アスパラガスが順調に育っていく様子を見るのが楽しみ」と家族で収穫作業を行っている。
JA庄原は、アスパラガスを重点推進品目の一つに掲げて販売高1億円を目指して生産拡大を図っている。生産拡大に向けた取り組みの一つとして、13年から育苗施設のハウスを利用して袋培地による株養成を行い、生産者の圃場で改植試験を実施している。新植よりも早い時期から収穫が期待できるため、株が老朽化した圃場での実用化に向けて、今年も栽培技術の検証に引き続き取り組む。
(庄原)