広島県内農業ニュース

ミニトマト一層振興 JA庄原アンジェレ部会

2016.02.09
県内農業

 JA庄原アンジェレ部会は1月下旬、JA高野支店で出荷反省会と今後の栽培について協議した。生産者25人が参加し、春からの栽培に向けた登録農薬の使用方法や栽培管理のポイントを確認した。
 ミニトマト「アンジェレ」はJA全農のオリジナルブランド商品として開発され、糖度が果物のように甘いのが特徴。JA全農との契約栽培で所得の安定化が期待でき、県内では生産拡大が進んでいる。JA管内では「アンジェレ」の栽培は3年目を迎え生産者が増加し、栽培面積が倍増。栽培期間中はJAやJA全農ひろしまの担当者が定期的に圃場を巡回し、生育や出荷規格を確認して品質の統一に努めた。昨年の出荷量は40㌧、販売実績は約2600万円となり県内一の産地となった。
 国本和行部会長は「昨年は部会全体として満足のいく出荷ができた。新しい仲間も増え、栽培を通して地域を盛り上げていきたい」と意気込む。JA担当者は「JA庄原のアンジェレはとてもおいしいと言ってもらえるように、今後も生産に力を入れたい」と期待する。
(庄原)