尾道市やＪＡ尾道市、ＪＡ三原などでつくる「おのみちスローフードまちづくり推進協議会」は１月下旬、尾道市向島文化センターで「２０１５尾道スイーツコンテスト」を開いた。コンテストは、備後圏内で菓子類の製造・販売する業者を応募対象に、尾道のレモンを使ったスイーツを募集。９作品を試食審査した。ＪＡ尾道市の比本学志経済理事常務やＪＡ三原の宮本悟郎柑橘事業本部長ら11人の審査員が味、見た目、独自性など５項目を採点した。
　グランプリに選ばれたのは、尾道市高須町で「ゆういちのパン屋Ｍｓｈu」を経営する広瀬優一さん（40）が出品した「トラディショナル　レモンパイ」。広瀬さんは「この作品は女性を意識し、甘酸っぱさをコンセプトとして作った。尾道の手土産として広めたい」と期待を込めた。グランプリを含む５作品は応募者の店舗で２月中旬以降随時販売される。
　比本常務は「このコンテストを通じて尾道産の食材の魅力を伝えていきたい」と述べた。コンテストは４回目で、尾道産の農産物を使ったスイーツを商品化し、尾道の農産物をＰＲしよう力を入れている。
（おのみち）