広島県内農業ニュース
三次ピオーネ生産組合 剪定作業順調
2016.02.02
県内農業
三次市東酒屋町の三次ピオーネ生産組合(19戸)では、「黒い真珠」と呼ばれる高級ブドウ「ピオーネ」のせん定作業の最盛期を迎えている。雪に覆われた35.6㌶の圃場では、組合員や家族が、高品質でおいしいブドウづくりを目指し、せん定に汗を流している。
組合では、雪害防止の荒せん定を12月中旬から始め、年明けから本せん定に着手した。本せん定は、新梢の棚上への均一な分布と果樹毎の樹勢を考慮しながら、風通しや日当たりを良くするため、重なり合う余分な枝や枯れた枝、生育の悪い枝をせん定ハサミで丁寧に切り落とす。作業は2月中旬まで続く。
石田博人組合長は「作業は順調に進んでいる。今年も食味と形の揃ったおいしいブドウを作りたい」と意気込む。ハウス物ピオーネを7月初旬、露地物を8月下旬から、ハウス露地合わせて540㌧の出荷を計画する。
(三次)