広島県内農業ニュース
新品種栽培へ意欲 JA尾道市青年部営農技術研修
2015.11.10
県内農業
JA尾道市青年部は10月下旬営農技術研修を開き、JA西日本営農技術センターを視察した。メンバー13人が参加し、品種試験栽培圃場を見学した。同センターの片島恒治センター長は施設の概要や現在の取り組みを説明。同センターは、県内に新たな作物を導入し普及を目指すため、特徴ある作物の栽培試験に取り組んでいる。ミニトマトやピーマン、アスパラガスなど、よく知られた農産物でも、見慣れない品種が各ビニールハウスなどで栽培されており、部員らは「自分でも栽培してみたい」と話した。その後、農薬の情勢や病害虫防除のポイントなどの講義もあった。
夫婦で参加した青年部の村上力部長(36)は「この施設では消費者ニーズや経営面、収入性など、あらゆることを考えて品種栽培試験をしていることを知ることができ、改めて勉強になった。自分たちも、現場レベルで考えながら農作業に取り組みたい」と述べた。
(尾道市)