広島県内農業ニュース

シャインマスカットを収穫/広島県立吉田高校

2015.10.13
県内農業

 広島北部・吉田高校ブドウ収安芸高田市の広島県立吉田高校アグリビジネス科2年生18人は9月24日、2015年度から試験栽培している「シャインマスカット」を収穫した。50年近く続けられたデラウェアの栽培から、皮が薄く、まるごと食べられ、人気が高い大粒系品種の「シャインマスカット」に替え、地域の特産品を目指している。

 13年に栽植した5本の苗木に実った約20房のうち10房を収穫し、房の重さ、色、糖度などの品質を検査した。妹尾秀史担当教論は「今年は、曇天が多かった影響で着色が悪いが、大きさ、甘さは上々だ」と話す。同科の畠上天樹(17)君は「先輩が育ててきたブドウを受け継ぎ、地域を代表する特産にしていきたい」と意気込んだ。

 今後、品質などを高めて、2年後にはJA広島北部が運営する市内のふれあいたかた産直市へ出荷を目指す。

(広島北部)

トメ