広島県内農業ニュース

農業理解深めて JA広島農青連グルーンツーリズム

2015.09.15
県内農業

広島・グリーンツーリズム JA広島農青連は11日~13日の3日間、「第25回グリーンツーリズム34」を開いた。県内の青壮年連盟の部員宅に宿泊し、農業・農村生活の体験を通じ、農業・農村に対する理解を深めてもらうことが目的。10代~30代の大学生、社会人6人が稲刈りや、トマト収穫、野菜の苗の植付け、ブドウの選果等の作業などを体験し、各受け入れ先の青壮年部と交流した。
 広島市のJAビルで開いた出発式では、参加者を代表し、広島大学の長野幸さん(20)が「農業の経験はないが、大学の授業で農業に焦点を当てた勉強をしている。農業を通じて地域を知るきっかけにもなり、農業の実態と地域の連携について学びたい」と決意を述べた。
 出発式後、長野さんは山県郡北広島町を訪れ、JA広島北部青壮年連盟の橋本寅夫委員長の圃場でキャベツやブロッコリーなどの植え付け作業や、青壮年部員の圃場でトマトの収穫作業をした。
 JA広島農青連の中村幸司委員長は「グリーンツーリズムをきっかけに農業を就職の一つの選択肢にしてもらえたらうれしい」と呼び掛けた。