ＪＡ広島市豊平支店の重村哲也支店長と田島佐和職員は不正に現金を詐取しようとした事件の被害を未然に防いだとして７月28日、山県警察署から感謝状を受け取った。

　７月初旬、女性組合員が来店し、窓口で共済の解約を申し出た際、普段と違う様子に疑念を感じた田島職員が解約理由を尋ねると「警察を名乗る男から脅されている」と内容が疑わしかったため、重村支店長に相談。話しを聞くと、相手から紹介された弁護士から今から貯金を凍結するので貯金の残高をゼロにし共済も解約するよう指示があったので、慌てて来店したとのこと、詐欺の可能性が高いと判断し通報した。

　重村支店長は「先月、山県署から特殊詐欺被害についての指導をもらっていたので、対応に戸惑うことがなかった。日頃からの心持ちの大切さを実感した」と話すと、同署からは「利用者の日頃とは違った様子に気づき声を掛け、親身な対応が今回の特殊詐欺を未然に防ぐことができた」と述べた。

（広島市）

トメ