呉市広町にある広北学童農園で６日、呉市立三坂地小学校３年生の児童７１人がトウモロコシの収穫体験をした。同校の総合的な学習の一環。４月中旬に種をまき、水遣りや草抜きなどの世話をするために何度か農園に足を運んで世話をしている。農園は山林に囲まれた地形にあり、イノシシやカラスなどの鳥獣食害が多い地域で、電気柵や防鳥ネットの設置など地域の人の協力も欠かせない。

児童らは、ＪＡの職員からもぎとり方の手本を見た後、トウモロコシの先端にある絹糸が濃い茶色に色づいたものをもぎ取り、コンテナに詰めた。ＪＡ呉広北支店の長野友和支店長は「農業の楽しさと大変さを経験することで、食べ物への関心を持ってもらいたい。次代を担う子どもたちへの刺激にもなる」と述べた。

（呉）

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