広島県内農業ニュース
野菜とお肉いっしょにいかが/買い物客でにぎわう試食会
2015.07.14
県内農業
産直市「JA福山市川口ふれあい市」では、7月上旬から神石高原町産の黒毛和牛ブランド「神石牛」の販売を始めた。試食会では、ふれあい市に訪れた家族連れたちに焼いた肉を振る舞い、地元ブランド牛をPRした。「神石牛」の試食をした買い物客は「肉が甘く、とろけておいしい」と話した。JAで神石牛を販売するのは、5月11日にオープンした「松永ふれあい市」に続き管内2カ所目。神石牛ブランドの認知を広げ、販売促進を目指す。
両ふれあい市では、冷凍した神石牛を販売。売り場には神石牛取扱店登録書を提示し、ブランドのロゴマークが描かれたポスターやのぼりでアピールする。買い物に訪れた男性は「神石牛と聞くと安心感がある。今後はふれあい市で新鮮な野菜とおいしい肉も買えるので嬉しい」と喜んでいた。
「神石牛」は神石高原町やJAでつくる神石牛振興協議会が2015年3月に、町内で生産した和牛肉を「神石牛」と銘打ち、販売を始めた。「神石牛」の定義は①黒毛和種の去勢牛または未経産雌牛②町内での肥育期間が最長③肉質は3等級以上で歩留まりはB以上― の3要件。神石血統牛の町産種牛「第2横利」の系統で、町内で生まれた牛に限り県内他市町で最長期間肥育した場合も認証する。
(福山市)
トメ