広島県内農業ニュース
スモモ出荷者大会 取り組み確認/蒲刈スモモ生産組合
2015.06.16
県内農業
蒲刈スモモ生産組合は11日、JA呉向ふれあい店で2015年産スモモ出荷者大会を開いた。生産者や関係者約50人が集まり、今年産の販売に向けての取り組みや出荷要領を確認した。
スモモは6月中旬から8月上旬まで全体で約10㌧の出荷量を見込み、呉市と広島市の市場へ送り出す。蒲刈地区では70年以上前から栽培されており、県内での販売シェアは約70%。園地のほとんどが水はけの良い傾斜地で、糖度が上がりやすい条件となっている。近郊市場のみに出荷することで、生産地と消費地が近いという利点を活かし、より完熟に近い状態で採収・流通でき、食味の評価も高い。
生産組合の田村肇組合長は「天候不順などで品質の心配もあったが、天候の回復により順調な仕上がりとなった。蒲刈スモモのブランド力向上のため、例年以上に厳格な選別をし、出荷に取り組もう」と呼び掛けた。JAくれ選果場の今田隆司場長は「いよいよスモモ出荷の時期を迎え、気が引き締まる思いだ。生産者の努力に応えられるよう有利販売に努めたい」と意気込みを語った。
(呉)
トメ