広島県内農業ニュース
蔵熟成の「こだわり甘夏」が出番
2015.05.27
県内農業
長期間の熟成を経て出荷される「こだわり甘夏」の販売が始まった。JA呉管内で商品化されたもので、広島市中央卸売市場では26日に初売りとなり、入荷した1トンはせりにかけられキロ当たり400円前後で取引された。
収穫後に農家の貯蔵庫で5ヵ月もの長い期間貯蔵して出荷する産地PB商品だ。長期間の蔵熟成によって酸味がまろやかなになり、コクのある甘味が生じるという。気温が高くなる時期の販売なので果実を1個ずつ専用袋で個包装して出荷する。広島市内の百貨店では初夏に販売できる広島の特産として定着しており、贈答需要も多い。
JAくれ選果場の今田隆司場長は「長期間の貯蔵に耐えられるよう果実体質を強化し、温度管理を徹底して商品づくりに挑戦した農家の負託に応えられるよう販売したい」と話す。6月上旬まで販売される。
トメ
(南部)