広島県内農業ニュース
菊 定植スタート
2015.05.19
県内農業
JA庄原管内では、東城町と西城町を中心に菊の定植作業が始まった。菊はJAの園芸重点推進6品目の一つで、生産振興に取り組んでいる。盆、彼岸に出荷のピークを迎え、販売高1億7千万円を見込む。徐々に若い生産者も増え、産地に活気が生まれている。
今年就農した西城町の可部成彬さん(20)も若い担い手の一人。父の潤さん(53)の作業を手伝う中で農業に興味を持ち、「家族で農業をやりたい」との思いから就農を決意。専門学校で栽培について学んだ後、町内の菊農家で研修を受け、潤さんと二人で栽培に取り組んでいる。
潤さんは後継者ができたことから栽培面積を20㌃増やし75㌃に拡大し、露地に加えハウスでの栽培も始める予定だ。小菊、スプレー菊を主体に、秋には彼岸向けの輪菊の出荷もする。
成彬さんは「父をはじめ、菊作りの先輩方から、色々教えてもらいながら父に追いつけるように頑張っていきたい」と意欲的だ。
(庄原)