広島県内農業ニュース
研修終了 ハウス建設着手 まずはミニトマト
2015.04.28
県内農業
就農に向けた1年間の研修を終え、今年からミニトマト「アンジェレ」の栽培を始める庄原市高野町の前田賢治さん(42)が、ハウスの建設を行っている。
4月中旬、地域の農家やJA庄原、広島県JA営農支援センター職員、就農を目指す県内の研修生とともに、7棟のパイプハウスの骨組みを完成させた。前田さんは「ボランティアで来てもらったが、自分のことのように必死に作業をしてもらいとても感激した」と喜んでいた。
前田さんは就農を目指して昨年一年間、JA広島中央会が主催するJAグループ広島新規就農者育成・支援事業の研修を受講し、町内のトマト農家で栽培技術を学んだ。パイプハウスの組み立ても経験し、「今回自分がハウスを建てるにあたり、何をすればよいか作業がイメージできたので役立った」と振り返る。
「アンジェレ」の定植を1ヶ月後に控え、今後も先輩農家のアドバイスを受けながら準備が続く。前田さんは「研修に参加したことでとても勉強になり、様々なつながりができたのが強みになった。10㌃で4.5㌧の収量を目指したい」と意気込みを語った。
(庄原)