広島県内農業ニュース

生産・販売のノウハウ学んだ/江能地域果樹振興対策会議

2015.03.24
県内農業

呉・農業塾閉講式 江能地域果樹振興対策会議(県、江田島市、JA呉などで構成)は17日、JA呉江能選果場で「えたじま果樹農業塾」の閉講式を開いた。江田島市内の果樹農業振興のために、2009年から開講し、JA呉江能営農センターが事務局で実施している。

 14年度の受講生は、親の園地を継いだが本格的に農業に携わった経験がなく、栽培の基本を学びたい人など26人。

 一年間を通じ、座学、実習を交えながらカンキツ類を中心にイチジク、ブルーベリーの栽培から販売までの技術を学んだ。

 閉校式では、対策会議の議長、JAの重本貞雄組合長が「江田島市内にはカンキツ類、ブルーベリー、イチジク、レモンなど収益性の高い果樹が多く生産されている。農業塾で学んだ技術を活かして継続力のある産地を担ってもらいたい」と激励した。

 14年度含め160人が修了。修了生は、新しい品種の普及に携わったり生産者組織の中心を担うなど、積極的な取り組みをしている。
(呉)