広島県内農業ニュース
尾道産デコポン出荷始まる/JA尾道市
2015.03.03
県内農業
頭にデコのついた形が特徴の柑橘、尾道産デコポンの出荷が2月23日、三原市の備後みかん選果場で始まった。今年度のデコポンは夏場の適度な降雨により玉太りが良好。糖度は13度以上で酸抜けも良く、上々の食味に仕上がった。外皮がむきやすく、内皮が非常に薄いのでそのまま食べることができるのも特徴だ。
選果場では、生産者が糖度や酸度を検査し、基準値を満たした物から検査員が色・形をチェックする。3等級5階級に分けて選果し、5㌔箱に詰め大阪の市場へ送り出した。同日は約2.7㌧を出荷した。3月中旬まで出荷し、JA尾道市では30㌧を見込む。 営農販売課の川本康晴主任は「生産者の皆さんが丹精込めて作ったデコポンを良い状態で出荷し、少しでも多く農家所得につながるよう販売努力をしていく」と意気込みを述べた。
(おのみち)