広島県内農業ニュース

因島の八朔出荷本格化/玉太りが良く上々の出来

2015.02.17
県内農業

おのみち・はっさく本格化 はっさく発祥の地として知られる尾道市因島では、はっさく・紅はっさくが本格化している。今年は夏場の適度な降雨で果実は大玉傾向。収穫期の気温は良く、着色も良好で減酸も進み、上々な食味に仕上がっている。

 JA尾道市因島営農センターでは各圃場ごとに糖度や酸度などを検査し、合格した生産者から集荷したはっさくを選果機で選別。秀優良3等級に分け、10㌔箱に詰めて県内や関西地方中心に出荷する。3月末まではっさく・紅はっさく約680㌧の出荷予定だ。

 営農センターの田中久也主任は「初売りは高値で推移し、良いスタートを切ることができた。県内や京阪神への出荷を計画的に進めていき、因島のはっさくを消費者に広めていきたい」と意気込んだ。
(おのみち)