広島県内農業ニュース

白ネギが出荷最盛期迎える

2015.01.20
県内農業

  神石高原町で白ネギの出荷が最盛期を迎え、生産者は出荷作業に追われている。町内の畑50㌃で白ネギを露地栽培する農業生産法人株式会社ヴィレッジホーム光末は、2014年2月上旬から2カ月かけて種をまいた。生育状況に合わせて途中4、5回ほど土寄せし、曲がりが出ないように丁寧に育て、11月20日から収穫作業を始めた。
作業場に持ち帰った長さ80㌢ほどのネギを専用の機械で両側を切り落とし、白根の長さを30㌢に調整。コンプレッサーを用いた皮むき機で丁寧に外葉を取り除き、茎の太さでMから3Lの4つの階級に分けて、同じ階級のものを4.5㌔入りの箱に詰めて広島市内へ出荷する。出荷最盛期を迎えた1月中旬からは作業を週3回に増やした。1回の出荷で約130㌔を送り出す。3月下旬まで作業は続き、約10㌧の出荷を見込む。

   生産法人の光末幸司取締役は「今年は茎の太さが2㌢前後のLや2Lサイズが多く、どんな料理にも合う。鍋に入れるとネギの持つ甘みが味わえるので特におすすめ。風邪予防のためにも自慢の白ネギを多くの人に味わってもらいたい」と笑顔で話した。
(ふくやま)