広島県内農業ニュース

「会員売上げ平均80万円運動」を展開

2014.11.25
県内農業

 JA広島北部は、今年度から5カ年計画で農畜産物の販売高55億円をめざして、第3次中長期営農振興計画 再チャレンジ「GO 55作戦」を進める。地域営農振興を進め、生産者の所得向上をめざす。


 その中で産直では、5年後の販売高10億円を目標に「会員売上げ平均80万円運動」を展開する。産直会員の所得向上を目指して、18日から毎週火曜日(祝日を除く)、安芸高田市の産直市2店舗で産直農産物相談日を設けた。

 JA営農指導員が午前約2時間、産直市に1人常駐して出荷生産者から相談を受け付ける。相談内容は、栽培技術や荷づくり、価格設定、生産履歴の確認など。これまでは、JA営農指導員が不定期で店頭指導していたが、定期的にすることで相談しやすい環境をつくった。


 初日の18日、同市吉田町のJAふれあいたかた産直市では6人の出荷者から相談を受けた。今年から産直市へ「銀杏」を初めて出荷する市内の久城玄さん(83)は「相談日があった方が気になったことを聞けて助かる。これを機に頻繁に産直市へ来ようと思う」と話す。対応したJA営農指導員は「出荷会員からは野菜の品種や特性など質問があった。これから定期的に開くので、気軽に相談してほしい」と話す。


 産直相談日は、毎週火曜日(祝日を除く)午前8時45分から午前10時30分。同市内のJAふれあいたかた産直市、八千代産直市で開く。
(広島北部)