広島県内農業ニュース
県産のキウイフルーツ開始
2014.10.28
県内農業
ミカンや柿と並ぶ県産秋冬果実の人気商材であるキウイフルーツの出荷が始まった。県内トップを切って出荷を始めたのはJA三原せとだ選果場で、広島市中央卸売市場では27日に初売りとなり、入荷したメーン品種の「ヘイワード」1.5トンはキロ当たり400円前後で取り引きされた。
2014年産は夏季以降に適度な降雨と好天を繰り返したことで果実肥大は良好だ。県産キウイフルーツは30年前には1,200㌧を超す生産量があったものの、輸入物の台頭等で価格が低下し生産量は減少傾向にある。今年産は県全体で80㌧の出荷を見込む。
JA広島果実連の下岡正次長は「栄養素が豊富なことから若年層の消費が増えつつある。生産量を維持拡大すべく販売を強化したい」と話す。引き続き県内各地から出荷が始まり、翌年1月まで販売される。
(南部)