広島県内農業ニュース
贈答用桃 出荷始まる
2014.07.29
県内農業
三原市の大和町桃生産出荷組合は、贈答用の桃の出荷作業に追われている。
農家4戸が7㌶で、7月中旬から9月中旬の約2か月間で収穫できる様々な品種を生産する。
生育は天候に恵まれ良好の出来で、平年並みの出荷量を見込んでいる。初出荷の22日は、出荷組合の選果場で組合員が約100ケースを箱詰めした。
品種は、繊維質が少なく肉質は柔らかく、ジューシーで酸味が少ない「白鳳」と大玉で香りも抜群の「浅間白桃」がほとんどを占める。県内の生協やデパート向けに、8月上旬まで6玉入りと8玉入り計15000ケースを計画する。
標高約400㍍の大和町は昼夜の寒暖差が大きいため、桃の糖度が高く実の締まりが良いと評判だ。
出荷組合の阿部雅昭組合長は「日当たりの具合で糖度や大きさにばらつきが出ないよう、均一になるよう心掛けている。これからも多くの消費者に良質な桃を届けたい」と意欲を見せる。
(広島中央)