広島県内農業ニュース
夏秋きゅうりの出荷本格化
2014.07.08
県内農業
北広島町大朝地域で夏秋きゅうりの出荷が本格化を迎えている。JA広島北部きゅうりグループ19戸は、80㌃に露地とハウスで栽培する。5月上旬から6月まで4回に分け苗を定植。収穫は9月初旬まで続く。県内の数少ない夏秋きゅうり産地として良質なきゅうりの安定出荷を目指す。
同グループはこのほど出荷協議会を開き、2014度の販売方針を確認し、出荷規格の目合わせをした。販売方針では、秀品率の向上と栽培期間の延長を目標に作型・品種・肥培管理に重点を置き、栽培管理をする。JAは市場、量販店と連携を取る。一部は値決めをして販売することで平均単価の向上を目指す。
市場関係者は「県内産夏秋きゅうりのシェアは約40%だが地産地消を求める学校給食や量販店は多く、引き合いは強い。県内産を全面に出して販売する」と話した。溝下賢二グループ長は「これから収穫が本格化する。管理をしっかり行い、良いものに仕上げていく」と意気込む。
(広島北部)