ＪＡ広島北部野菜生産部会白ねぎグループは２０１３年から大阪の大手スーパー「イズミヤ」やイオンのプライベートブランド「トップバリュ」へ契約取引を始め、今年度はグループ全体の生産量３７５㌧の７割以上、約２８０㌧を供給する。同グループは昨年度からＬ、２Ｌサイズの太物の白ねぎを多く出荷することで目標販売高の達成に取り組んでいる。量販店が求めるのは、Ｌサイズ以上の太物で、このニーズに応えるため栽培にいっそう力が入る。特に白ねぎは有利販売できる品目として、今年度の販売高１億円を目標に、生産者は10㌃当たりの収量が２㌧以上を目指し栽培する。

　５月中旬から管内７会場で開いた現地研修会では約80人の生産者が集まった。ＪＡの営農指導員は、梅雨に入ると病気が発生しやすいため、夏越しまでの適期の管理を呼び掛けた。生産者の栗原弘子さん（78）は「夫婦で白ねぎ栽培して今年で５年目。今年はしっかり管理をして太物に仕上げたい」と意気込む。

　今後同グループは夏に販売先を訪れ、量販店バイヤーとの意見交流を通し店舗の売り場を視察する計画だ。
（広島北部）