広島県内農業ニュース
ハウス桃出荷始まる
2014.06.10
県内農業
県内で6割の出荷シェアを誇る尾道市で、ハウス栽培の桃の出荷が始まった。3月~4月の生育期に気温がなかなか上がらなかったが、ハウス内の温度調節の徹底により糖度は12度、着色具合、玉揃いが良好な最高の出来に仕上がった。
4日は、果汁が多く、とても甘みのある「日川白鳳」を約300㌔、JA尾道市東尾道選果場に持ち込み、JAの検査員が選果。広島中央卸売市場と三原合同青果、福山市卸売市場の3か所へ出荷した。6月下旬から露地栽培の出荷も始まり、8月中旬まで約90㌧の出荷を見込む。
JA尾道市桃部会の大前章部会長(79)は「今年も最高の出来。子どもを育てるように愛情を注いで栽培し、丹精込めて作っている」と話す。
尾道産の桃は同市沿岸部、島しょ部中心に93戸の生産農家が、約8ヘクタールの栽培面積に「日川白鳳」「あかつき」「なつっこ」など6種類を栽培する。
(おのみち)