広島県内農業ニュース

新規就農者初出荷

2014.05.20
県内農業

  (公財)広島市農林水産振興センターの“ひろしま活力農業”経営者育成事業で研修を受け、今年4月に新規就農した、沖政賢太さん(32)と神田大一さん(30)、西佐古裕史さん(34)の3人が、5月10日に広島市中央市場へ小松菜を初出荷した。

   この事業は、同センターで小松菜などの葉物野菜の栽培研修を1年間行い、研修修了後はセンターが借り上げた農地へ就農するもの。今期の研修修了生は安佐北区安佐町小河内地区に就農し、それぞれハウス30アールで小松菜のほか、水菜、ホウレンソウ、シュンギクなどを栽培する計画で、売上げ1000万円、農業所得500万円を目標にしている。

   就農後、初めて栽培した小松菜を1箱30束で箱詰めし、沖政さんが14箱、神田さんが27箱、西佐古さんが15箱出荷した。
3人は当日セリに駆けつけ、小松菜がセリ落とされる様子を見守りながら、初出荷に立ち会った先輩から、栽培や出荷のアドバイスを受けていた。

   西佐古さんは、「就農後初めて栽培した小松菜を出荷できたのでほっとしている。これから更により良いものを出荷していきたい」と意気込んでいた。
(安佐北)