広島県内農業ニュース
育苗センターが本格稼働/JA福山市
2014.04.15
県内農業
JA福山市神辺育苗センターが、本格稼働を始めた。同センターの水稲育苗は良質で、同町の農家を中心に近隣や県外などからも注文があるほど好評だ。
生産しているのは「ヒノヒカリ」と「タンチョウモチ」の2品種。5月上旬から6月中旬までの期間で、約3万4000枚の出荷を見込んでいる。
同センターでは、職員が播種と緑化作業に追われる日が続く。昨年は気温が上がらず苦労した経験を生かし、2014年産は天候を見ながら柔軟に対応できる準備も進める。温度と水の管理を徹底し、例年同様に健苗生産に努めている。
JA神辺グリーンセンターの谷本慎治次長は「健苗は、おいしい米の第一歩。利用者に良質な苗を提供できるよう、徹底した栽培管理に努めたい」と話す。
出荷のピークになると、近隣の支店職員も応援に駆け付ける。
(福山市)