安芸高田市とＪＡ広島北部主催のはぶ草茶「三矢えびす茶」アイデア料理コンテストで濱田麻希さん（広島市）、原田ゆかりさん（同）、益田千裕さん（県立吉田高校）が優秀賞を受賞した。入賞したメニューを今後の商品開発や販売促進に繋げようと企画した。洋食、和食、菓子の３部門があり、全国から45品の応募があった。

　３月中旬の最終審査では、お茶の風味がどこまで生かしてあるかなどを重点に評価。洋食部門で濱田さん出品の「じゃがいものチーズボール」、和食部門で原田さん出品の「香ばし！三矢えびすのあんかけ丼」、菓子部門で益田さん出品の「えびす茶ぷりん」が優秀賞に輝いた。

　ＪＡの香川洋之助組合長は「三矢えびす茶の新しい活用法が発見でき、商品化も期待できる。市と連携して今後の販売促進に取り組んでいきたい」と話した。出品メニューには、茶葉を粉末状にして他の材料に混ぜてお茶の香りを生かしたものや、ペットボトルのお茶を煮汁やスープに使い、家庭で手軽に作れるような工夫があった。審査員からは「茶葉を粉末にしたものを販売すれば料理に使う幅が広がる」と意見があった。

　料理コンテストは昨年、地元産米「あきろまん」の三矢御膳を使ったコンテストに続き、２回目の取り組みだ。入賞したメニューはＪＡ産直市のイベントで振る舞わったり、学校給食の献立に取り入れる予定だ。レシピＢＯＯＫも作成し購入者へ配布するなど販売促進に役立てる。

（広島北部）