広島県内農業ニュース
アスパラガス春芽出荷始まる
2014.04.08
県内農業
JA庄原管内ではアスパラガスの春芽出荷が始まった。アスパラガスはJAが定める「園芸重点推進6品目」の一つで、生産者、関係機関が一体となって生産振興に取り組んでいる。栽培に取り組んで2年目となる三次市甲奴町の「農事組合法人うが」では、初めての本格的な出荷を迎え、連日、会員が協力して出荷作業に励んでいる。
「法人うが」ではハウス4棟、14㌃で栽培し、3月下旬から収穫が始まった。ハウス内には次々とアスパラガスが穂先をのぞかせ、長さ、太さとも十分なアスパラガスが揃っている。法人のメンバーは28㌢の棒をアスパラガスに当てて収穫の目安とし、一本ずつていねいにハサミで切っていく。1日の収穫量が55㌔を超えたこともあり、平均して高収量となっている。
同法人では北部農業技術指導所やJAの指導を受けながら、栽培管理を行ってきた。暖かさが増すにつれ、気温の上昇に併せてハウスを開放するなど、温度管理にも気をつけている。
同法人の理事でアスパラガス担当の中奥克明さんは「今年は定植2年目の割に量が多く収穫できており、定植初年度からのハウス栽培が功を奏した。今後は細いものや曲がったものなど、規格外の利用についても考えていきたい」と意気込みを示した。
(庄原)