広島県内農業ニュース

特殊詐欺未然防止/JA広島市から感謝状

2014.04.01
県内農業

 JA広島市砂谷支店管内の特殊詐欺事件の被害を未然に防いだとして27日、JA総代の山田桂子さんに籾田清組合長が感謝状を贈った。

 1月下旬、女性組合員が警官を名乗る男から「農協に500万円以上預けていると悪用される。半分は警察で預かるので現金を引き出し、持ち帰っておくこと」という電話を受けた。山田さんは、女性組合員がいつもと違う様子だったので、話しを聞いたところ不審に思い、JA砂谷支店に連絡。連絡を受けた築本昌治支店長は、特殊詐欺の可能性が高いと判断。警察へ通報し、女性組合員宅へ駆けつけ説得した。 

 感謝状を贈った籾田組合長は「地域のつながりや日頃から信頼のある身近な人からの助言で、貯金者の財産を守ることができた。今後も未然防止に一層取り組んでいきたい」と話した。山田さんは「最近、女性組合員の姿を見かけてなかったので、心配もあり声を掛けた。今回のことで、高齢者の一人暮らしの方の声掛けの大切さを実感した」と話した。
(広島市)