広島県内農業ニュース

国際協同組合同盟研修員 広島訪れる

2014.03.25
県内農業

【広島】

 国際協同組合同盟(ICA)の研修員11人は24日、JA広島中央会を訪れ、広島県の農業とJAの概要を学んだ。研修員は、インド、マレーシア、ミャンマーなどアジア10か国の協同組合の組合長や管理職、行政官。

 中央会の坂本和博専務は「広島に滞在の間、県内各地で学習、交流会、視察など予定されているが、少しでも多くの知識や経験を持ち帰ってもらいたい」とあいさつした。

 研修員からは「准組合員のメリットは、何か」「農業に対する行政のサポートはあるのか」などの質問があった。研修員を代表してネパールの研修員は「このような学ぶ機会を与えてもらい有意義な時間を過ごすことができたことに、感謝している。国に帰ったら、取り入れられるものは取り入れたい」と謝意を述べた。

 同研修は、アジア農業協同組合振興機関(IDACA)がメコン河流域国や南アジア諸国の後発開発途上国などで、農業の生産性や所得の向上に役立つ、協同組合や農家グループの中核リーダーの育成を支援することを目的に、ICAアジア・太平洋地域事務局と協力し、年2回行っている。
研修員は、25日にはJA三次で地域農業の特徴を研修し、集落法人や女性部と交流を深める。26日は、JA広島北部で地域に根差したJAの取り組みを学び、水耕ネギを生産・出荷するJA広島北部クリーンカルチャーグループの施設を見学する。