広島県内農業ニュース
ブランド強化に向けて弾み/県産のハウスせとか好調
2014.02.25
県内農業
出荷最盛期を迎える県産のハウスせとかが好調な販売を見せている。広島市中央卸売市場では連日1.5㌧の化粧箱に入った果実が入荷しており、出荷が始まった1月下旬から継続して1㌔当たり1000円前後の好価格販売が続いている。
特に今年産は夏季以降の湿度が高かったことで例年より果実肥大が良く、減酸も進み良食味に仕上がったことが買い手に高く評価されているという。冬場の県産ギフト商材として積極的な販売に取り組む天満屋の山下隆行バイヤーは「1日に30件前後の贈答依頼があるほどの人気商品に定着した。送り先からのリピートがあるなど商品力が高い」と評価する。
JA広島果実連の下岡正次長は「県産ブランド強化に向けた産地の意識が高まっている。販売を強化し燃料代や設備費などコストをかけて施設栽培に取り組む農家の負託に応えたい」と話す。3月上旬まで出荷が続く。
(南部)