広島市安佐南区沼田町吉山の株式会社ルンビニ農園が、３月２６日に東広島市西条町の放課後児童クラブ「生協ひろしまこどもコーぷらざひがしひろしま」の児童らのコマツナ収穫体験を受け入れた。訪れた３１人の児童らは、野菜の収穫を通して食べることの大切さを学んだ。
　当日は、コマツナの調製作業を見学し、ハウスに移動してはさみを使って収穫を体験。参加者らは採れたてを味わい、持ち帰り用にビニール袋いっぱいに詰め込んだ。作業場では「葉をちぎって床に落とすのはなぜ？」「コマツナの種の大きさは？」など質問が飛び交い、同農園の今田典彦代表取締役（４５）がひとつひとつ丁寧に答えた。
　自主的に研究ノートを作成しながら参加した米沢千花さん（１０）は「コマツナとホウレンソウの違いがわかったし、収穫するのが楽しかった。帰ったら研究ノートをお母さんに見せる」と笑顔で話した。今田代表取締役は「収穫体験を通して、子どもたちが将来農業に興味を持ってくれたらうれしい」と話した。
　持ち帰ったコマツナは翌日、同クラブで児童らがコマツナ入りのホットケーキを作って食した。