広島県内農業ニュース
神石高原ブルーベリー部会が剪定講習会を開く
2014.02.04
県内農業
神石高原ブルーベリー部会は1月27日、神石高原町内の桑木ほ場で剪定講習会を開いた。同部会では、剪定作業を休眠期の2月下旬までに施すよう指導している。広島県東部農業技術指導所の技師やJA福山市の営農指導員が講師を務め、部会員14人が受講した。講師が「成熟を早めて大きな実をつけるために花芽を3~5芽残して切り詰めて」「どの枝を切るか迷ったら細くて弱い枝を見つけて間引いて」と要点を解説すると、生産者は作業を観察しながら熱心にメモを取っていた。実際にハサミで剪定作業も行い、「花芽と葉芽の見分け方は」など質問が相次いだ。
川上忠志部会長は「昨年は雪害の影響を受けて出荷量が伸び悩んだ。剪定作業を確実に行い、他の産地に負けないぐらい良質なものをより多く出荷しよう」と呼び掛けた。
同部会は、個人44戸と1法人が加入。寒冷な地域の気候を活かし、糖度が高く大きな実が付くハイブッシュ系を主に栽培する。出荷時期の6月下旬から8月下旬には福山市場に送り出すほか、学校給食のデザートとしても供給しており、昨年は1.4トンを出荷した。
(福山神石)