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【広島市】爽やかな酸味とドライな味わい JA広島市オリジナル商品「芸北りんごシードル」新発売

2024.11.12
県内農業

 JA広島市は北広島町の「芸北りんご」の果汁を熟成・発酵させた発泡性果実酒「芸北りんごシードル」を5日から発売した。「芸北りんご」を使用した加工品は、「芸北りんごジュース」に続き第2弾目となる。
 使用する果汁は「ふじ」100%で、三原市のワイナリーの瀬戸内醸造所株式会社に製造を依頼。生産者が丹精込めて栽培したリンゴを、爽やかな酸味でドライな味わいに仕上げ、食事と一緒に楽しめる。
 「芸北りんご」は北広島町の標高600から700㍍で栽培され、昼夜の寒暖差により実が締まり、味が濃いのが特徴。芸北りんご部会では現在16人の生産者が、「ふじ」「つがる」を中心に10品種以上のリンゴを栽培している。
 同部会の上新博則会長(70)は「このように新しい形で『芸北りんご』のおいしさを消費者の皆さんにお届けできることは大変うれしい。生産者の栽培意欲にもつながる」と笑顔で話す。
 価格は、750ml瓶2860円(税込)、375ml瓶1540円(税込)で、同JA直営産直市「農彩館 五日市ファーマーズマーケット」「農彩館 矢野とれとれ市場」のほか、一部の支店・店舗で販売する。問い合わせは、同JA営農経済部指導購買課(電話)082(870)5894まで。