広島県内農業ニュース
【ひろしま・三原】規格外メロンでスムージー 素材の風味そのまま
2024.07.30
県内農業
JAひろしま三原地域営農経済センターは22日、特産のメロン「みどりの輝き」を原料にしたスムージー「果実まるごとあらごしスムージー」を発売した。JAが企画・販売し、規格外品のメロンの果肉を100%使って素材の風味がしっかり味わえる商品に仕上げた。パウチに入れて冷凍でJA産直市やっさふれあい市場三原店・本郷店などで販売する。
「みどりの輝き」は2018年から三原市佐木島で栽培する特産メロンで、緑色の果肉とさっぱりとした味わいが特徴。従来、傷や大きさなどで基準を満たさない規格外品は生産者が廃棄処分しており、天候の影響で年により廃棄量が増えることが課題だった。規格外品を有効活用出来ないかと商品化し、新たな販路開拓で農家所得の向上や食品ロス削減に繋げる。
「果実まるごとあらごしスムージー」はメロン本来の味と栄養を損なわないよう無添加・無加糖で仕上げた。口に入れた瞬間に広がるメロンのさっぱりとした風味と、あらごしした果肉のとろりとした口当たりが特徴。製造から1年間保存できるため旬のメロンを季節問わずいつでも楽しめる。
パッケージは、メロンの鮮やかな緑色が映える透明のパウチを採用し、ロゴに三原市佐木島産の産地を記載。1袋(100㌘)380円で販売する。
商品を企画した同JA営農経済センターの林康輝センター長は「規格外品を有効活用することで商品化できた。他の品目へも展開していく予定」と話した。