ＪＡひろしませとだ給油所は１１日、屋外で給油許可ができるハンディ端末「ハンディＳＳＣ（セルフサービスコントローラー）」を広島県内のＪＡ直営給油所で初めて導入した。労働力削減による業務効率化と生産性向上につなげる。
　同給油所はこれまで、事務所内で給油レーンのカメラ映像を確認して給油許可や停止を操作しており、監視役の職員が常駐する必要があった。「ハンディＳＳＣ」の導入で、事務所内ＳＳＣと屋外（給油エリア）で操作するハンディ端末が連動し、給油許可や給油停止と一斉停止を安全かつスマートに行える。
　導入を機に、労務体系の再構築をはかることで収支改善を行い、配送業務や特売イベント、特に利用率の高い冬季などでこれまで以上のサービス向上につなげる。
　同給油所の西本幸一郎所長は「新しい機器の導入で業務の効率化が図られ、利用者へ充実したサービス提供と満足度向上に努める」と話した。
　今年度からＰａｙＰａｙなどのＱＲコード決済を推奨しており、現金の取り扱いを削減することで更なる業務効率向上に取り組む。