ＪＡ尾道市女性部は１日、消費者の国産米粉に対する理解を深めようと、米粉を使ったレシピ集「米粉で作る簡単レシピ」を作製した。本格的な主食やおやつなど幅広く掲載している。部員約８６０人に配る他、産直市「ええじゃん尾道」と同ＪＡ各支店・営農センターへ設置・無料で配布し、食に関心の高い子育て世代や若年層への普及を目指す。

　レシピ集は２０２２年２月、米の消費減少やロシアのウクライナ侵攻による小麦価格の高騰による国産米粉への注目が集まったことから計画を始めた。同年９月の女性部長会議で「今こそ米粉！米粉普及拡大運動」要領を定め、レシピを部員から募集した。小麦粉の代わりに米粉を使用したものや米粉の特徴を生かしたものなど、６支部から３１作品が集まった。米粉を身近に感じ、手軽に使ってもらえるよう、女性部のこれまでの経験を活かした。

　レシピ作製には三原市大和町のおこめん工房の米粉を使用。地産地消を意識する。

　同女性部の樫木美喜部長は「レシピ集を多くの方に手に取っていただき、国産米粉を身近に感じてもらいたい」と話す。