広島県内農業ニュース

【JA広島果実連】若き力でブランドけん引 みらさかピオーネ 山本隼組合長

2023.02.28
県内農業

 広島県を代表するブドウ産地で、8.5㌶の園地でピオーネを中心に年間124㌧のブドウを栽培する三次市のみらさかピオーネ生産組合で、若き組合長が誕生した。21日に三次市三良坂町で開かれた通常総会で山本隼さん(35)が組合長理事に就任。今シーズンから35年の歴史があるブランドブドウ産地を率いる。

 山本組合長は2017年に金融機関から転職し、義父が理事を務めていた組合に就農。経理のスキルを活かしながら総務を担当すると同時に、ブドウの栽培技術を研鑽してきた。新たな栽培技術を積極的に取り入れ、市場や店舗が求める品質の高いブドウ栽培を目指している。

 山本組合長は「ブランドを支えてきた先輩達に感謝している。関係機関と連携し更なる高みを目指したい」と話す。

 同組合は1988年に設立。子供たちが目を輝かせて喜ぶようなブドウの栽培を目指し、「瞳の輝き」で商標を取得している。また、JA広島果実連と共に地元J1サンフレッチェ広島を応援。山本組合長はさまざまな企画に携わり、コラボやPRイベントを展開している。広島の夏秋を代表するブランド産地の若きリーダーに関係者の期待が高まっている。