広島県内農業ニュース
【JA全農ひろしま】県教育委員会制作「ひろしま給食」動画でワケギを紹介 県内の学校で活用
2023.01.31
県内農業
広島県教育委員会は、児童生徒向け食育教材の動画制作に取り組んでいる。2022年度はワケギの生産が盛んな尾道市の岩子島で生産者へインタビューした他、「ひろしま給食」100万食統一メニューのレシピ動画を撮影。1月下旬から同委員会のホームページで公開している。
県内の栄養教諭やPTA団体、企業、JA広島中央会、JA全農ひろしまなどが協賛する「ひろしま給食推進プロジェクト」は、県産アスパラガス、トマト、マダコ、ワケギ、米(米粉なども含む)の5品目の指定食材いずれかを使ったメニューの公募や協賛企業・団体による出前講座に加え、21年度からは食育教材の動画を制作している。今年度は広島特産のワケギを児童や生徒にもっと知ってもらおうと、JA尾道市、全農ひろしまが協力。同JAわけぎ部会の奥本浩己部会長が栽培の特徴や工夫、旬や美味しい食べ方などを紹介し、圃場の様子などを撮影した。
奥本部会長は「ワケギを知らない人にも日本一の産地だということを含めて知ってもらい、食べてもらうきっかけになれば」と期待する。
動画はクイズを交えた9分程度にまとめ、県内の学校の授業や給食の時間で活用される予定だ。同委員会の石本有士さんは「動画をwebで普及・展開することで、学校での食に関する指導に活用してもらいたい。また、家庭でも県産の旬の野菜について話題にしてもらいたい」と話す。