JA尾道市は10日、特産品であるいちじく「蓬莱柿」の高品質果実の生産に向けた剪定講習会を尾道市山波町で開いた。生産者約30人が参加。営農指導員が実際に剪定を行いながら、樹勢の維持や病害虫への対策の他、樹全体のバランスを考えた剪定を指導した。
また、2022年度は雨が少なく小玉出荷となったことや乾燥によるダニの発生が多かったことを説明。対策を呼び掛けた。
同JAの益永優也営農指導員は「樹をより良い状態で長生きさせるためにも剪定はとても大切な作業。しっかり管理し、高品質ないちじくを出荷してもらいたい」と話す。
同講習会は1月中旬にかけて、管内7か所で開く。