ＪＡとＪＡバンク広島は、農業者の所得向上のため「担い手コンサルティング」に取り組んでいる。２０２２年度は県内５ＪＡ６先で実施。１先に対し約３か月間かけて各種分析やヒアリングなどをし、農業者の抱える課題解決に向け提案する。

　ＪＡ信用部門・営農部門が中心となり取り組み、ＪＡ広島信連の職員が全体サポート、提案内容に応じてＪＡ全農ひろしまや各種専門家などが個別にサポートする。

　呉市のＪＡ呉では、６月から２先の個人農家に対し実施。９月にそれぞれの課題に対する解決策を最終提案した。コンサルティングを実施した個人農家からは「具体的な事例紹介や提携先案内などもあり大変参考になった」「農業者にはこういうコンサルティングの活用が必要だ」など意見があった。

　今後４ＪＡでも、順次コンサルティング提案を実施していく。