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【JA庄原】アスパラガス規格確認 目合わせ・研修で良品出荷へ 甲奴郡アスパラガス生産部会
2022.04.05
県内農業
JA庄原管内でアスパラガスの春芽出荷が進む。三次市のJA全農ひろしま北部地域アスパラ選果場には、昨年より3日遅い3月18日から出荷。出荷規格はA品が8割を超え、良品の出荷が続く。
管内の甲奴郡アスパラガス生産部会では、単価が高く、収量も期待できる春芽の出荷に力を入れる。JAや県農業技術指導所などと定期的に研修会を開き、病害虫防除や地下部への養分転流などの技術を共有する。
3月24日には、府中市のチャレンジファーム広島・上下農場で目合わせ会と研修会を行った。生産者や県農業技術指導所、JAら26人が参加し、アスパラガスの太さや穂の開き具合を確認。凍霜害や立茎開始時期の見極めなどの注意点を学んだ。
部会長の奥中淳志さん(45)は「新規生産者が増え部会も活気に溢れている。技術を共有し、甘味が強い良質なアスパラを消費者に届けたい」と話した。
同部会は2022年度、23戸の農家、農業法人が約4㌶で栽培。出荷数量36㌧、販売金額4000万円を目指す。