広島県内農業ニュース

【JA広島果実連】特産カンキツあったかスープに 「広島はっさく出汁たこ」発売

2022.02.09
県内農業

広島市西区のJR西広島駅のロータリーにあるたこ焼き専門店の松SHOWは、スープメニュー「広島はっさく出汁(だし)たこ」を発売した。果実を提供するJA広島果実連とのコラボメニューで、県発祥カンキツとして振興中のハッサクの魅力を発信し、商標「広島はっさく」の知名度アップを目指す。

 出荷シーズンを迎える「広島はっさく」を丸ごと使った「広島はっさく出汁たこ」は、自家製ピューレにしたハッサクの果肉を和風出汁で合わせ、大粒のたこ焼き2個を入れた汁椀。果皮すりおろしとクシ切りにした果実をトッピングして提供する。ハッサク特有の爽やかな甘みとほろ苦さが出汁との相性良く、清涼感たっぷりな一品になっている。

 店主の松村雄二さんは「ハッサクの繊細な風味を表現することが難しく、試行錯誤を繰り返して完成した。口の中に広がるハッサク感を楽しんでほしい」と話す。

 JR西広島駅は大規模な改装後、昨年12月に新装オープン。交通や観光の拠点として期待されているものの新型コロナウイルス感染拡大を受け、駅の利用者が減少している。
 
 同店では当面はテイクアウトや宅配をメインに提供する。1杯350円(税込)で4月まで販売する。