ＪＡ ＹＯＵＴＨ広島市佐東支部は１月下旬、広島市立川内小学校の３年生２１７人と、同支部の指導により育ててきた広島菜の収穫と、収穫後の広島菜を漬ける加工作業を行った。
　同校の児童らは、昨年10月下旬に種をまき、草とりや水やりなどの栽培管理をしてきた。同支部の盟友９人やＪＡ広島市川内支店の営農指導員の指導を受けながら、約５００株の広島菜を収穫し、校内に設置した漬込タンクに積み上げ、重さ２５０㌔の重石を載せて荒漬けを行った。
　２月上旬には漬け上がった広島菜を児童が校内で袋詰めし、近隣の商店などで販売したほか、持ち帰って自宅で食した。
ＪＡ ＹＯＵＴＨ広島市佐東支部では約30年前から川内小学校の児童らが地域の伝統野菜「広島菜」を、種まきから栽培、収穫、漬物に加工するまでの一連の作業を体験する学習の協力を行ってきた。
　この取組みに長年協力する同支部の倉本守支部長は「栽培・収穫体験をきっかけに、広島菜が地域の特産であることを子どもとその保護者に伝えたい。広島菜漬のファンになってもらいたい」と話した。