広島県内農業ニュース
【JA呉】こだわりいしじ出荷目前 目合わせ
2020.11.26
県内農業
JA呉のこだわりいしじ出荷部会は13日、呉市倉橋町のJA呉倉橋集出荷場と同市蒲刈町のJAくれ選果場で「こだわりいしじ」の出荷会議を開いた。部会員30人が参加し、出荷する際の注意点や外観品位の目合わせを行った。12月上旬から年末まで、約20㌧の出荷を予定する。
「こだわりいしじ」はいしじ温州をブランド化したJAくれ選果場のプライベートブランド(PB)商品。いしじ温州は呉市倉橋町で発見された温州みかんで、果糖の割合が従来の温州みかんよりも高く甘みを強く感じる。本年産は減酸も進み良食味に仕上がっている。7月に全面マルチ被覆し、定期的な果汁分析の結果により適切な園地管理を行う。11月上旬の樹別糖度検査で合格した樹の果実のみを箱詰めした商品が「こだわりいしじ」として出荷される。
落海政博部会長は「いよいよ出荷を迎える。『こだわりいしじ』は12月の贈答商品として定着している。今年も消費者の期待を裏切らないよう、厳格に選別して出荷に努めよう」と挨拶した。営農販売課の今田隆司担当課長は「部会員の努力に報いるよう、有利販売に取り組む。12月から本格化するいしじ温州の牽引商材として積極的にPRしたい」と力を込める。