広島県内農業ニュース
【JA福山市】小学生が考案したおむすび ふくふく市で販売
2020.11.05
県内農業
JA福山市の農産物直売所「FUKUYAMAふくふく市」は10月24日、地産地消おむすびとして、福山市本庄町の石田和寛くん(11)が考案した「うずみ風おむすび」の販売を開始した。
家の光協会とJA全国女性組織協議会は昨年、地産地消の普及を目的に小学生からアイデアや工夫を凝らしたおむすびのレシピを募る「おむすびキッズコンテスト」を開催。同JAでは「あぐりスクール」の参加者へ、コンテストへの応募を呼びかけ、全国から1394点が寄せられた中、石田くんの「うずみ風おむすび」が高学年の部優秀賞を受賞した。
「うずみ風おむすび」には、同JA管内のブランド牛「神石牛」のしぐれ煮や、特産アスパラガスが入る。また、江戸時代の倹約政治により、ぜいたくが禁止され、具をご飯の下に隠して(うずめて)食べたことが始まりといわれる、同市の郷土料理「うずみ」をモチーフにして、おむすびを広島菜漬で包んだ。同JAでは、受賞した「うずみ風おむすび」の商品化に向けて取り組み、一個200円(税込み)で販売。販売初日には60個が完売した。
石田くんは「あぐりスクールや、学校の授業で学んだ特産・郷土料理をおむすびにした。多くの人に地産地消を味わってほしい」と笑顔で話した。