東広島市立小谷小学校5年生32人は7日、学校近郊の水田約8㌃で稲刈りとはで干しの体験をした。収穫した米は「感謝の会」でカレーライスにしてお世話になった地元農家ボランティアに振舞う。総合的学習の一環で、農業体験を通じて食と農のつながりを学ぶ。
児童らは、干した稲で千歯こぎ脱穀するなど農業の伝統にも触れた。ボランティアの吉岡茂樹さん(74)は「みんなが食べている米は農家が苦労して作ったもの。これからは一粒残さず食べてほしい」と呼び掛けた。体験した坂井奏音くん(11)は「小さな苗からここまで大きくなるとは思わなかった。これからはもっと大事に食べたい」と笑顔で話した。
(広島中央)