広島県内農業ニュース
更なる手取りの増大/JA広島北部野菜生産部会通常総会
2019.03.19
県内農業
JA広島北部野菜生産部会は13日、2018年度通常総会を開き、生産者やJA、行政関係者ら約120人が参加した。19年度の販売高目標を17億9千万円に設定。農業者の所得増大を目指し、反収の増加や品質と販売単価の向上を追求する。また、グループ活動を活性化させることで仲間づくり、栽培技術の向上、継続して経営できる農業を目指すことも合わせて確認した。
18年度の販売金額は前年度対比108%増の約15億5千万円。平成30年7月豪雨や猛暑などの異常気象に悩まされたが、グループごとに生産技術の向上と面積の拡大、計画生産や契約販売の拡大に取り組んだ結果、前年度を上回った。
同総会では役員改選があり、安芸高田市甲田町でチンゲンサイを栽培する岡田耕治さんが来季の新部会長に選出された。岡田部会長は「これまで諸先輩方が築き上げてきたものをより一層発展させられるよう、尽力したい」と意気込みを語る。
同部会はミニトマト、青ネギ、アスパラガスなど品目別の9グループで組織。当日は大石克哉部会長が、品質や収量で優秀な成績を上げた各グループの法人・個人を表彰した。
JAの代表理事小田良則組合長は「生産者の持続的で安定的な収益の確保に取り組み、活力と魅力のある地域づくりを進める。生産者とJAが一体となって取り組もう」と呼びかけた。(広島北部)