広島県内農業ニュース
広島レモン×あたたハマチ/「あたたハマチto(と)レモン」
2019.02.26
県内農業
生産量日本一を誇る広島県の特産「広島レモン」を食べて育ったハマチ「あたたハマチtoレモン」の試食会が19日、広島市中央卸売市場で行われ、同市場関係者や産地関係者に配布された。
阿多田(あたた)島漁業協同組合(大竹市)とJA広島果実連のコラボ商品で、高知大学や広島県の指導の元、同連が提供するレモン果汁が入った餌で養殖された。ほのかにレモンの香りがする爽やかな身にはカンキツ成分リモネンが含まれており、酸化が抑制され鮮度が長持ちする特性がある。
「広島レモン」のメーン出荷先である広島市中央卸売市場の関係者に味を知ってもらおうと同漁業組合が同連に1㍍の成魚を提供。同連職員が解体し、刺身で試食。広印広島青果の豊後厚成社長は「上質な脂が乗って濃厚なハマチだが驚くほどサッパリしている。これまでに食べたハマチの中でも群を抜いて美味しい」と評価した。
調理師としても活動する同連広島支所の河村博文所長は「調理中に内臓や血合いの生臭さがほとんど無くレモンの力を実感した。広島が誇る漁業と農業のコラボ商品としてアピールしたい」と話す。広島県内のスーパーや外食店などで販売されている。問い合わせは阿多島漁業協同組合まで。(電)0827(53)7171。
(南部)